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愛しの台湾グルメ、スパイシーすぎる百家班の胡椒蝦
2020 / 07 / 22 ( Wed )

本帰国が決まったら久し振りに行きたくなったお店シリーズ2、百家班
他にも同じような海老料理のお店は何店かありますが、こちらの胡椒蝦が大好きです。
わいわいとアテンドで来ることが多かったのですが、久し振りに夫と二人で林森店へ。

冷え冷えのビールで乾杯~。
2020317百家班2

清炒空芯菜(空芯菜炒め)。
台北なら恐らくどこにでもある一品ですが、こちらの空芯菜炒めは
ニンニクと塩の加減がちょうど良くて美味しいです。
2020317百家班3

はい、こちらの主役である海老料理。
まずは鹽烤蝦(海老の塩焼き)を。
2020317百家班4

いつも安定の焼き加減。
ワイルドに手で殻を剥いて(ビニール手袋持参)、プリプリの海老を頂きます~。
2020317百家班5

ビールを追加でお願いしたら、泡がもりもり。
2020317百家班6

「泡が多すぎるのであと”半杯分”を後でサービスします」とのこと。
きっちり1/2杯分、後で注いで来てくれました笑

続きまして、看板メニューの胡椒蝦(海老の壺焼き・胡椒味)。
2020317百家班8

「胡椒蝦」という名前からは想像がつかないスパイシーさ!辛くて美味しい~。
2020317百家班7

初めてこのお料理を頂いたのは確か2007年の寧夏夜市。
なんてクレイジーな調理方法なのだと驚いたのも良い思い出です。
(胡椒を山のように入れた壺に活きた海老を投入→強火にかける)

そして、海老って結局ミソと卵が美味しいですよね。
2020317百家班9

ん~、やっぱり胡椒蝦って独特だわ。ごちそう様でした。

ちなみに、こちらで使用しているのは「泰國蝦」。
わたくし、6年間勘違いしていたのですが、
これってタイから輸入した海老ではなくて泰國蝦(オニテナガエビ)という種類なのだとか。
百家班では屏東で養殖した泰國蝦を毎日台北まで運んでいるのだそうです。
輸入コストがすごそう、とか無駄な心配をしていて失礼しました。

小籠包や麻辣火鍋は日本でも頂けますが、胡椒蝦は見かけたことがありません。
また台湾に行けるようになったらこちらで海老&ビール三昧したいものです。

◆百家班 林森店
住所:台北市中山北路一段105巷22號(林森北路100號、六條通巷口)
電話番号:02-2562-5989
営業時間:11:00~14:30、17:00~22:30(無休)



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金春發牛肉店、クセになるインチキカレー炒飯
2020 / 07 / 21 ( Tue )

本帰国が決まったら久し振りに行きたくなったお店シリーズ1、金春發牛肉店
市内に何店舗かありますが、いつも承德路のお店に伺っています。
20200314金春發1

清燉牛肉湯(牛肉スープ、あっさり風味)。
6年間飲み続けたけれどいまひとつ好きになれなかったお味。
こちらの牛肉湯ファンは多いので私の舌がマイナーなのだろう。
20200314金春發2

そして、アクセスが悪いこちらの店舗にわざわざ通っている理由がこちら。

なぜか他の支店にはない、炒咖哩牛肉飯(牛肉カレー炒飯)と、
20200314金春發3

牛肉咖哩燴飯(牛肉カレー、いや、カレー風味の中華丼?)。
空芯菜が意外とマッチ。
20200314金春發4

こちらで独自調合したスパイスを使っているというカレーは、
懐かしい昭和味に少々の漢方風味が加わり、何とも言えないインチキフレーバーなのです。
久し振りに頂きましたが、クセになる美味しさ!やっぱり好きだわ~。

ごちそう様でした。

◆金春發牛肉店
住所:台北大同區承德路三段173號
電話番号:02-2591-1878
営業時間:11:30~14:30、17:00~22:00(月曜定休)



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新芳春茶行、趣ある老房子で台湾茶の歴史を知る
2020 / 07 / 20 ( Mon )

民生西路にある新芳春茶行。
この一帯が大稲埕と呼ばれていた頃に栄えていた茶商で、
建物内には当時台北最大とされた製茶工場もありました。
20190825新芳春01

創業者の王連河さんは1913年、16歳で父と共に福建から台湾へ。
父はそのビジネスパートナーであった王珍春さんと共同で芳春茶行を設立し、
主に東南アジアへ包種茶を輸出します。
その後、故郷である福建の治安悪化に伴い王家は台湾へ移住。
1919年に芳春茶行のパートナーシップは解消されますが、
代替わりした王連河さんが1932年に設立したのが新芳春茶行です。

19世紀末から長らく盛況を見せていた台湾の茶貿易ですが、
1980年代以降は輸出量が減り、規模がシュリンク。
新芳春茶行も2004年には事業を完全に停止します。
その後、2009年に台北市がこの建物を古跡に指定。
台灣文創發展基金會によりリノベーションされ、現在は一般公開されています。

1階には数ヶ月毎に内容が変わる展示スペース(後述)と製茶設備が。

こちらは焙煎室。
現在は機械を使うのが一般的ですが、昔はより熱くて大変だったのでしょうね。
20190825新芳春52

なおこれは福建の伝統的な焙煎方法で、まず炉の底に木炭を敷きつめ、
その上に焼いた籾殻を被せ火をつけて灰にするのだそう。
これで煙が茶葉に触れにくくなるのだとか。
それから、茶葉を入れた籠を炉に載せて焙煎するのだそうです。

こちらは風選機。他にも色々な製茶設備が残っていますよ。
20190825新芳春55

2階に上がると書店があります。
20190825新芳春74

面白そうな中国茶関連の本もたくさん。
20190825新芳春73

本以外にも、
20190825新芳春75

古そうな茶器や当時の茶商で使われていたポスターやそろばんまで、
素敵にディスプレイされています。台灣文創發展基金會あるある。
20190825新芳春64

書店にはお茶を頂けるスペースも。
20190825新芳春78

茶葉貿易で栄えていた頃の大稲埕に思いを馳せながら、
木柵の正欉鉄観音と梨山茶を頂きます。
20190825新芳春77

(新芳春自体は既に事業を閉じていますが、
台湾各地の有名な茶人の精製したお茶を自社パッケージで販売しています)

さて、こちらに伺ってみて面白かったのが1階の展示です。

3月に伺った際は「九二一大地震20周年・台灣岩礦壺名家大展」。
20200317新芳春01

落ち着いた雰囲気の壺がずらり。
20200317新芳春04

お茶の味にどう影響するのでしょうか。気になる〜。
20200317新芳春06

ちなみに、游正民老師「愛台灣系列」の野柳・クイーンズヘッド壺も
展示予定だったそうですが、私が行った日は見当たらず。溢れ出る台湾愛。
游正民愛台灣系列野柳女王頭

そして、昨年8月に見たのは「芳春・茶徑 臺茶流金歳月展」。
清代から日本時代を経て現代に至るまでの、台湾茶輸出の歴史を辿る内容です。
20190825新芳春03

1900年のパリ万博で台湾産烏龍茶が最優秀賞を受賞。こちらはその証書です。
日本パビリオンには様々な台湾産の品が並べられており、お茶に関しては
呉文秀さんという茶商が台湾を代表して出品したのだそう。
20190825新芳春28

日本時代に使われていた茶缶。
タイへ包種茶を輸出する際に使用されていた絵柄だそうです。
20190825新芳春20

茶葉輸出用の木箱。
こちらも日本時代のものだそう。よく残っていますよね。
20190825新芳春42

台湾の茶業に関する冊子なども。
20190825新芳春26

こちらは台湾産烏龍茶と紅茶の宣伝用ポスター。
20190825新芳春32

包種茶の飲み方の説明書。
”少量の烏龍茶または紅茶を混ぜるとより一層風味が良くなる”とのこと。へえ~。
20190825新芳春18

包種茶は現在では烏龍茶に分類されますが、
発酵度が低いため昔は区別されていました。
今でも英語では Light Oolong と言ったりもします(一般的にはPouchong)。

「緑茶一杯、興亜の力」
お茶の展示・品評会のチラシだそうですが、こんなところにまで大東亜共栄圏。
勇ましいわ〜。あ、北朝鮮の作風の原点はこれか。
20190825新芳春61

戦後、台湾は中華民国に。
20190825新芳春35

飾り気のないシンプルな茶缶が展示されていました。
20190825新芳春37

輸出用木箱に付けていた、目的地を示すプレート。
「SPECIAL FOR RYUKYUS」とあります。
ちなみに、台湾では今も「沖縄」より「琉球」という呼称が一般的。
20190825新芳春15

新芳春を創業した王家の親族のうち、フィリピンへ移住した方々のアドレス帳。
20190825新芳春09

ちなみに、当時は包種茶を大量に東南アジアへ輸出しており、
あの有記名茶(1890年創業、現在5代目)の2代目はタイに渡り、
3代目が台湾からタイ向けに包種茶を輸出していたのだとか。
当時、有記名茶の茶葉はタイ市場の5割を占めるほどだったそうで、包種全盛期ですね。
なお、有名な奇種烏龍茶は包種茶を安渓の伝統的な方法で焙煎したもの。

台湾に中国からお茶の苗が持ち込まれ、栽培が始まったのは18世紀末と言われています。
台湾茶の歴史においてターニングポイントの一つとなるのが、
イギリス人商人ジョン・ドッドが艋舺(現在の萬華)に製茶工場を作った1868年。
ここから台湾での茶葉の精製が可能になり、翌1869年、「FORMOSA TEA」は初めて
直接ニューヨークへ向けて海を渡った訳ですが、この200年余りに渡る台湾茶の歴史を
貴重な展示物を見ながら振り返ることができ、とても面白い展示でした。
(しかもこちらは入場無料なのです。ありがたや。)

今後はどのような展示を予定しているのでしょうか。
台湾へ行けるようになったら、またこちらで展示を見て2階でお茶休憩したいと思います。

◆新芳春茶行
住所:台北市大同區民生西路309號
電話番号:02-2550-4141
営業時間:10:00~18:00(月曜定休) #コロナの影響で短縮中



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マイベスト和食屋さん、お刺身から鴨鍋まで美味しい赤緑
2020 / 07 / 09 ( Thu )

こちらのブログに恐らく最多登場の和食屋さん、赤緑
とっても美味しいので何回も書いてしまいました。

私の赤緑愛が炸裂して申し訳ありませんが、
直近4回訪問分を写真多めのダイジェストでお送り致します。

南国・台湾、やっぱりまずはビールが飲みたい。
うすはりで頂くとなぜこんなに美味しいのでしょうか。
20200709赤緑01

さて、お刺身です。
シェフの小野さんのこだわりが炸裂。血抜きや熟成スキルがすごい。
見た目通り、どれも大変美味しゅうございます。
20200709赤緑02

お魚の塩焼きは絶妙な焼き加減。
20200709赤緑03

冬場には白子のフライも。塩とレモンで頂きます。
20200709赤緑04

ねっとりと美味しい野生カラスミはなんと自家製。
ボラの産地によってお味がかなり異なるのだとか。
20200709赤緑07

出汁巻きはお願いすると甘いバージョンも作ってくれますよ。
鬼おろしをたっぷりのせて頂きます。ぷるぷるで美味。
20200709赤緑05

赤緑さんは伺う度に新メニューがいくつか加わっていて、
小野さん風に程良くアレンジされた和食を楽しめます。

ブリの漬けはたっぷりの茗荷と山芋で。
20200709赤緑06

秋には上海蟹の土鍋ご飯。贅沢すぎる~。
20200709赤緑08

マスのフライは、らっきょうの入ったタルタルまで絶品でした。
20200709赤緑09

こちらは赤緑風鶏つくね。筍と一緒に。
20200709赤緑10

お野菜料理も凝っています。
こちらはセミドライキャベツのマリネ。
20200709赤緑11

ナスの揚げびたし。天かすとカイワレなど香味野菜がたっぷり。
20200709赤緑12

とっても甘い水果玉米(フルーツコーン)のペーストで頂くヤングコーン。
20200709赤緑13

時にはこんな遊び心が炸裂。紅豆餅ですか?と思いきや、
20200709赤緑14

里芋の揚げ物です。中に海老(だったかな?)が挟んであり美味しかったです。
20200709赤緑15

ちなみに、最後に伺ったのは本帰国の3日前。
埔里などに農園を持つ台湾のワイナリー、威石東(Weightstone)のスパークリングを頂きました。
初めて飲みましたがとっても美味しい~!台湾産のこんなに美味しいワインがあったとは!
20200709赤緑16

お酒にもこだわる赤緑さん。台湾の紅茶ハイもありますよ。
20200709赤緑17

この日は土鍋イクラご飯と迷いに迷って〆は鴨鍋を。
鴨の脂を使ったお出汁がものすごく美味しいのです。
20200709赤緑18

この日もお刺身からお鍋まで美味しく頂きました。
そして最後に私の小野さん愛が炸裂し、持参した東方美人をお淹れしました~。
20200709赤緑19

何かと炸裂する赤緑さん。
台北で美味しい和食なら迷わずこちらだと思います。

海外で和食を頂くと3割増しで美味しく感じるじゃないですか。
しかし、赤緑さんは東京にあってもきっと通っちゃうわというお店です。
5年間大変お世話になり、ありがとうございました。

◆赤緑 TAIWANIPPON
住所:台北市復興南路一段107巷5弄15號B1
電話番号:02-8773−7609
営業時間:18:00~午前0:00(月曜定休)



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一番好きな台湾料理レストラン、兄弟飯店・蘭花廳
2020 / 07 / 05 ( Sun )

都知事選投開票日ですね。
と言っても、残念ながら帰国日の関係で今回は投票できず。
在外選挙制度の特例はそもそも国政だけだそうですが、
なぜ選挙区は投票できるようになったのに地方選はだめなのか。

石原慎太郎は苦手だが、厚化粧の大年増がパフォーマンスのために
これ以上都政を引っ掻きまわすのは勘弁してほしい、と
厚化粧の年増の一人として言いたい。

そして、香港国家安全法が施行されました。
逃亡犯条例で林鄭月娥が下手を打ったが、
それ以上に方法を間違えたのが民主派、というか一部の勇武派だと思う。
残念ですが、中国4千年の知恵には勝てませんね。

7月1日にはデモ参加者が警官を刺して、その足でイギリス行きのキャセイに乗ったが、
離陸直前に逮捕されるという事件もありました。
20200701hkafp.jpg
(2020/7/1 AFP)

動画:香港デモで警官襲撃、男を離陸間際の英ロンドン行き機内で逮捕
(2020/7/1 AFP)
https://www.afpbb.com/articles/-/3291603

昨年香港に行った時も思ったが、香港警察は大変だ。
国安法施行でますます立ち位置が難しくなるのでしょうね。
そして、勇武派はよりテロリストのようになっていくのだろうか。

さて、本題は台湾料理です。
欣葉やMy灶など色々なレストランがありますが、
個人的に一番好きなのがこちら。兄弟飯店の蘭花廳です(閉店後の店内)。
20200306兄弟飯店蘭花亭00

台菜にはやっぱり紹興酒。
20200306兄弟飯店蘭花亭02

台湾の梅干しってとんでもないお味なのに、
紹興酒に入れるとコクが出て本当に美味しくなります。不思議。
20200306兄弟飯店蘭花亭03

はい、まずは甘醬蜆(シジミの醤油漬け)。いわゆる鹹蜆仔です。
大好きなメニューなので色々なお店で頂きましたが、
こちらの味付けが一番好き。シジミも新鮮です。
20200306兄弟飯店蘭花亭01

それにしても、今更ですが半生のシジミを食べるってなかなかワイルドですよね。

燙温仔蝦(茹で海老)。
白海老をシンプルに茹でたもの。いつ来ても海老が新鮮で甘いです。
マスタードを使ったソースで頂くのも珍しい。
20200306兄弟飯店蘭花亭06

炸蚵酥(牡蠣フライ)。台湾の牡蠣は小さいけれど旨味たっぷり。
20200306兄弟飯店蘭花亭09

蘭花廳は海鮮を使った台菜が美味しいので、上記3品は強烈推薦です。

炒角瓜(ヘチマ炒め)。プルプルで美味しい~。
20200306兄弟飯店蘭花亭05

菜脯蛋(切干大根入り玉子焼き)。こちらも定番。
20200306兄弟飯店蘭花亭10

客家小炒(スルメとセロリの客家風炒めもの)。
こちらも美味。お店によってかなりお味が異なる一品です。
20200306兄弟飯店蘭花亭11

蔭鼓蚵(牡蠣の豆鼓炒め)。
20200306兄弟飯店蘭花亭04

瓜仔肉(きゅうりのお漬物と豚肉の蒸しもの)。
20200306兄弟飯店蘭花亭07

炸鮮菇(生シイタケの揚げもの)。
20200306兄弟飯店蘭花亭08

地瓜粥(サツマイモのお粥)。
写真下手グランプリにノミネートできそうな1枚でごめんなさい。
20200306兄弟飯店蘭花亭12

〆というよりはお食事中盤でお粥をオーダーして、おかずと一緒に頂くのがおすすめです。
3年前にお亡くなりになった蔡焜燦さんが、このお粥にシジミの豆醤煮(豆醤蜆仔肉)を
たっぷりのせて食べるのだと教えて下さり、それ以来大好物になりました。

個室利用で大人数でお食事することが多かったのですが、
この日はお世話になった友人ご夫婦が送別会をして下さったので、
久し振りにゆっくり台菜を楽しめました。非常感謝!

◆蘭花廳
住所:台北市松山區南京東路三段255號(兄弟飯店 2-3F)
電話番号:02-2712-3456
営業時間:11:00~15:00、17:00~22:30(無休)
 #コロナの影響で現在は21:30クローズ



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台湾紅茶の故郷、茶業改良場・魚池分場へ
2020 / 07 / 02 ( Thu )

3月のある日、南投・日月潭へ。
20200318茶業改良場魚池分場01

到着したのは、日月潭を望む高台にあるこちらの建物。
茶業改良場・魚池分場です。 #一般には公開されていません
20200318茶業改良場魚池分場03

茶業改良場(Tea Research and Extension Station, TRES)は
行政院農業委員会に属する組織で、茶樹の品種改良や栽培技術の研究などを
行うお役所です。
前身は日本時代の1903年に設立された台湾総督府殖産局付属製茶試験場。
現在は桃園本場の他、魚池分場、文山分場、台東分場、凍頂工作站があります。

この日伺った魚池分場は台湾紅茶の故郷とされ、
昨年発表された台茶23号(祁韻)もこちらで開発されました。
20200318茶業改良場魚池分場14

1923年、台湾総督府農業部はインド・アッサム地方から大葉種を持ち込み、
平鎮(桃園)、林口、日本の九州、魚池で栽培を試みますが、成功したのは
魚池のみだったのだそう。
その後、1936年に台湾総督府中央研究所魚池紅茶試験支所が設立され、
戦後も台湾紅茶の輸出を支えますが、1970年代後半にはインドやスリランカ産の
紅茶に価格競争で負けるようになり、生産量は減少の一途を辿ります。
しかし、1999年の921大地震で被災した南投の復興のため、
再び紅茶の生産に取り組んで今日の台湾紅茶がある、というのは有名なお話。

こちらは分場長が淹れて下さった台茶21号(紅韻)。
爽やかな花香が広がる紅茶です。
20200318茶業改良場魚池分場05

一通りお話を伺った後、分場内を案内して頂きました。
20200318茶業改良場魚池分場09

台茶7,8号の茶畑が広がります。
20200318茶業改良場魚池分場06

先程の「台湾紅茶の故郷」の碑の前にあるのは大きなオリーブの木。
20200318茶業改良場魚池分場15

安定の自由犬、ここにも。
20200318茶業改良場魚池分場26

後方にあるのは「紅茶実験工場」と書かれた建物。
20200318茶業改良場魚池分場22

こちらでは日本時代から使用されていた製茶設備などが見学できます。
20200318茶業改良場魚池分場29

大渓老茶廠でも見かけたジャクソン式揉捻機。
20200318茶業改良場魚池分場33

お隣には茶業文化展示館があります。
20200318茶業改良場魚池分場40

紅茶の製法などについて学べる施設ですが、
20200318茶業改良場魚池分場43

結構なスペースを割いて新井耕吉郎さんの紹介も。
技師であり、最後の魚池紅茶試験支所長だった方で、
一部では「台湾紅茶の父」とも言われています。
20200318茶業改良場魚池分場48

こちらの胸像は奇美グループの許文龍さんが寄贈したそうな。

日本時代の作業日誌なども。
20200318茶業改良場魚池分場52

また、魚池分場の入口には新井耕吉郎さんの記念碑が。
新井さんは戦後も台湾に残ったそうですが、翌1946年にマラリアで亡くなっています。
20200318茶業改良場魚池分場59

台湾といえば烏龍茶、というイメージが強いと思いますが、
実は紅茶も個性的でとても美味しいです。
台茶18号(紅玉)はミントやシナモンのような香りでコクがある味わい、
上記の台茶21号(紅韻)はお花のような甘く爽やかな香りで華やかな味わい、
そして、昨年発表された台茶23号(祁韻)は台湾初の小葉種の紅茶です。
市場に出るまで2~3年かかるようですが、今から楽しみです。



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