久し振りに怒った話(菅直人元首相来台時の台湾側通訳)
2016 / 10 / 03 ( Mon )

比較的穏和な性格なので、日頃あまり怒ることのない私。
(夫と犬への小言は除く。)
が、そんな私も久し振りに怒り心頭だった出来事が先日ありました。

遡ること、9月23日。
菅直人元首相が台湾の反原発団体の招きで来台し、
電力自由化をテーマに講演されました。
以下、記事のリンクです。

【自由時報】前日相菅直人︰電業改革 非核綠能關鍵
【産経新聞】菅直人元首相が台北で脱原発訴え 「最悪、国が滅びる」

で、ひどいわと思ったのはこちら。自由時報の記事です。
20160927自由時報キャッシュ

記事によると、菅さんご一行は講演会の前日22日に
林全行政院長(首相に相当)に面会したそうなのですが、
その際の台湾側通訳(総統府付)・蘇氏が異常に遅い速度で通訳し、
同席していた反原発団体代表・陳氏(日本語ネイティブレベル)の
抗議を受けて、やっと通常のスピードに戻したそう。
陳氏によると、抗議前の通訳の速度は通常の1/3程度だったそうで、
中立的立場の日本人(私じゃだめ?)に検証させるべく、
行政院に録音データの提供を要求しているそうです。

加えて、22日の外交部主催の夕食会の際にも、
同じく蘇氏が菅さんのスピーチを通訳し、
最後に「原発なんて世界中で使われているけどね」と
付け加えたとのこと。

ちなみに、この蘇氏は総統府のエース級?の日本語通訳であり、
今回の件は明らかに能力の問題ではありません。
陳氏は最後に”政府は今後、通訳者の質と倫理観に注意しなければ
ならない”と訴えています。

いやはや、びっくり。
呆れてしまって、ここ3日くらい開いた口がふさがりません。

総統府付の超ベテラン通訳が、通訳という仕事を
正しく理解していないことにも驚きますが、海外から来た
元元首にこのようなふざけた振る舞いをしておいて
後で問題になることが予測できないことにも驚きます。

今回のような行動がどれほど人の信頼を失うか、
良いお年なのにお分かりにならないのでしょうか。
そして動機も謎。理解に苦しみます。

と、プリプリと3日間憤った話はこの位にして、
23日の講演会には私も行って参りました。

場所は台湾大学の校友会館。
エビとヘチマの小籠包が有名な蘇杭餐廳の入る建物です。
20160923菅さん講演会1

テーマは「電力自由化が国民生活及びエネルギー転換に与える影響」。
20160923菅さん講演会2

会場にはメモを取りながら真面目に聞いている方々がたくさん~。
20160923菅さん講演会3

菅さんの講演の後は、
20160923菅さん講演会4

エネルギー学者・飯田哲也氏の講演でした。
今までの不勉強を反省。とても興味を持ちました。
20160923菅さん講演会7

講演会の後、勇気を振り絞って菅さんにご挨拶しました。
とてもジェントルに接して下さり、少しお話もできて嬉しかったです。
(なぜ勇気を振り絞ったのかと言いますと、20年前から支持者だからです。
緊張し過ぎて、この距離感。。。しかも前日は楽しみ過ぎて眠れなかった。)
20160923菅さん講演会9-2

トリセツも頂きました~。
イラ菅モードに入ったら、対案を提示すると良いらしいですよ。
20160923菅さん講演会9-3

ところで、冒頭の自由時報の記事ですが、
なぜか現在は削除されており、キャッシュのみ確認できます。
以下が全文のコピーですので、ご興味おありの方はご一読下さいませ。

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【自由時報】菅直人訪台 翻譯人員挨批故意拖延、加料
2016-09-27 21:38

〔記者陳炳宏/台北報導〕地震國告別核電日台研究會日前邀請日本前首相、
現為日本民進黨最高顧問菅直人來台,分享日本歷經核災後的電業改革,
主辦人陳弘美,協辦人本基金會和媽媽監督核電廠聯盟,針對9月22日下午
拜訪行政院院長林全時的蘇姓日文翻譯不當表現,要求外交部進行偵查。

陳弘美今天表示,9月22日當天與菅直人等共同前往行政院拜訪院長林全時,
該位蘇姓翻譯替林全翻譯時的速度是反常的慢,僅是一般翻譯速度的三分之一,
由於陳弘美本身中日兩國語言,以及高層國際會議的經驗,因此立即察覺翻譯速度
異常的緩慢並加以糾正,之後翻譯速度才加快二、三倍,恢復正常。

陳弘美表示,明顯的看出不是翻譯員能力的問題,而是刻意用技術上拖緩,
使得原先預定四十五分鐘的會談,己耗費了二十五分鐘,陳弘美強調,
快、慢不是主觀判斷而是客觀判斷,要求行政院提供錄影帯,並讓中立的
日本人判斷翻譯被指責前後的速度是不是截然不同。

陳弘美指出,此次日本來賓立場鮮明,也事先預告訪談內容,
是為爭取國民權益為主旨,比如:送電網要公平開放給國民,
但是這一點是和既存利益者是有對立衝突;而蘇姓翻譯員的問題,
除了在有限時間內刻意拖緩的技術上妨礙之外,在外交部的晚宴上,
這名翻譯員在翻完菅直人的話之後,自行加進「世界都在用核電啊!」,
聲音是放低,但是誰知道這是翻譯文還是蘇姓翻譯己見?陳弘美也希望
外交部能夠澄清,翻譯工作人員在宴會上言行到底是代表公部門工作還是私人行為?

陳弘美強調,台灣日趨國際化,而翻譯人員的品質與倫理,
是過去政府並未特別注意的地方、今後必要重視這要重事實;
而翻譯員乍看是不起眼的角色,但是翻譯的專業與倫理絕對
可以影響會談的成敗和左右國策,所以此名翻譯員當日之翻譯行為
絕對是嚴重違失。是不是刻意消耗、延緩的速度問題是可以客觀判斷的、
請行政院和外交部,公布林全院長會談和晚宴的錄影帶、即可判斷。
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