「湾生回家」田中実加さん身分詐称問題と昨年面白かった映画
2017 / 01 / 03 ( Tue )

「湾生回家」は一昨年、台湾でヒットした映画。
日本時代の台湾で生まれ育った日本人である「湾生」の方々の
人生を追ったドキュメンタリーです。
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この「湾生回家」のエグゼクティブプロデューサーであり
同名書籍の著者でもある田中実加さんの身分詐称疑惑が、
先週発売の週刊誌「壹週刊」で報じられました。
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この記事や他の報道を総合すると、
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「湾生」であったはずの田中さんのお祖母様は実は高雄生まれの
台湾人であり、著作に登場するエピソードは
高校生の時に駅で偶然出会った湾生の方のものだったのだとか。
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更に、画家としても活動しているものの、
その作品もアメリカの画家の作品のパクリだったり、
(佐野研二郎さんを思い起こさせる見事な反転振り。。。)
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また、日本・アメリカ・フランスに留学したという話も嘘であり、
(もっともご本人は”遊学”であったと主張)
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どこからどこまでが詐称なのかさっぱり分かりません。

報道を受けて、田中さん(というか本名は陳宣儒さん)も
出版社を通じて声明を出し、詐称を概ね認めて謝罪しています。

現在は、「湾生回家」(書籍版)が受賞した「金鼎奨」を取り消すかどうか
文化部(文化省)が対応を協議しているところだそう。
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なお映画版「湾生回家」ですが、こちらは監督である黄銘正さんが
昨日会見し、”書籍と映画は別物であるし、そもそも書籍よりも映画が
先に作られた”とか”田中氏が本来構想していたのは花蓮に移民した
日本人の物語であり、「湾生回家」のアイデアは田中氏のものではない”
などと述べています。
でも、映画版としてもあれだけ田中実加さんを前面に出して
宣伝していたので、ちょっと苦しいような。。。

正直、映画「湾生回家」はエピソードとしては見応えがあるはずなのに、
構成が平板でかつクオリティも低く、惜しい作品でした。
加えてこのようなオチまでついて、残念です。

と、お正月早々残念な話題はこのくらいにして、
昨年面白かった映画を3本。

ハリウッド映画もそこそこ見ているのですが、
去年一番面白かったのは実は韓国のゾンビ映画、
「Train to Busan」。
無題

ゾンビ映画と侮るなかれ、子役の演技力にこちらまで号泣。
エンディングで判明する、よく練られたストーリーにハッとしました。
パニック映画を超えたパニック映画だと思います。
なぜ日本では公開されないのでしょう。もったいない。

続きまして、「シン・ゴジラ」。
中途半端なラストも良かったです(東京駅、どうするの?)。
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一方、こちらはミステリー作品「The Girl On The Train」。
ブラックスワンあたりがお好きな方は面白いと思います。
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さて、「Train to Busan」と「シン・ゴジラ」を見たのは、
こちらのレトロな映画館。
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◆湳山戯院
台北市大安區通化街24巷1號

セカンドランとか二番館(中国語では「二輪)」)などと言われる、
ちょっと前の映画を上映している映画館です。
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上映スケジュールなんて手書きですからね。
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決してきれいな映画館ではありませんが、
見たい映画を見逃してしまうことがよくあるので、
ちょこちょこ通っています。

ちなみにお値段は驚きの150元(550円)で、一度入場すると
一日中いられる(映画見放題)というシステムなり。
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ウェスティンの素敵な映画館も良いのですが、
こういう映画館が近くにあるのも便利で助かります。

今年も面白い映画に出会えますように。


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