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大渓老茶廠、美しくリノベされた旧日東紅茶工場
2017 / 11 / 25 ( Sat )

桃園の山の中にある大渓老茶廠。
”美しすぎるお茶工場”とも呼ばれるこちらの建物には
ちょっとした歴史があります。
20171016大渓老茶廠01

日本時代の1899年、三井合名会社がこの一帯に茶畑を開拓。
1926年にこちらの工場の前身である”角板山工場”が操業を開始し、
1933にはあの”日東紅茶”ブランドが生まれ、欧米への輸出が本格化します。
戦後は中華民国政府が管理し、”大溪茶廠”と改名され官営でお茶の生産が
続けられますが、1956年に工場は火事で焼失。
その後は蒋介石の肝いりで工場が再建され、1995年まで操業が続きました。
現在は台湾農林の所有で、2010年にリノベーションされ現在に至ります。

ざっくり言うとこのような歴史のある大渓老茶廠。
現在は一般に開放され、ショップやレストランに加え、
工場見学ツアーも楽しむことができます。

中に入ると素敵なディスプレイが。
20171016大渓老茶廠05

レトロなパッケージの紅茶や、
20171016大渓老茶廠06

緑茶や東方美人なども。
商品名に”大渓”と付いているものは
近隣の阿姆坪茶園で栽培されている有機のお茶です。
20171016大渓老茶廠07

茶器も色々。こちら、質感が素敵ですね。
20171016大渓老茶廠10

こちらは、昔の倉庫をリノベしたレストラン。
手前の鉄瓶、インテリアかと思いきや中にはプーアール茶が。
20171016大渓老茶廠11

壁一面に配置(陳放?)されているのはプーアール茶です。
なぜかプーアール茶に力を入れる台湾農林。
20171016大渓老茶廠12

紅茶のお道具もたくさん~。
20171016大渓老茶廠13

こちらでヘルシーランチを頂きます。
お茶は蜜香紅茶をチョイス。友人はホット、私はアイスで。
20171016大渓老茶廠17

ランチは5種類ほどありまして、こちらは苦茶油拌包種茶麵線。
左のお皿には大渓の名産である豆干が山のように。。。
実は豆干が大の苦手なのですが、こちらのものは比較的美味しかったです。
20171016大渓老茶廠18

さて、ランチの後はお楽しみの工場見学ツアーです。
20171016大渓老茶廠21

・工場紹介VTRは毎日11:00~16:00の毎正時に上映(10分間)
 →中国語 ※英語/日本語の字幕有り
・工場見学ツアーは毎日11:00、14:00、15:30(上記VTR含む、約1時間)
 →中国語のみ

天井が高く広々とした2階はほぼ室内萎凋用スペース。
20171016大渓老茶廠22

初期には檜で作った萎凋棚を使用していたそうですが、
生産量が増えてからはこちらのようなネットを使い萎凋を行っていたとのこと。
これはインドなどに見られるイギリス式の工場に倣った造りで、
機械化により大量生産/コスト削減が図られていたのだとか。
なんと最盛期には24時間操業で年間600トンもの紅茶を生産し、
台湾の輸出用紅茶はほぼこちらの工場から出荷されていたそうな。

ちなみに、当時はもちろん冷房設備はありませんので、
工場にも関わらず女性は皆さんスカートでお仕事されていたそうです。
大変な重労働ですね。

萎凋を効率良く進めるため、風通しが良くなるよう
窓はこのように90度回転する仕様です。
20171016大渓老茶廠25

こちらは”投茶孔”。床に穴が開いています。
効率化のため、萎凋の終わった茶葉をこちらから1階に直接落として
揉捻機にかけていました。ワイルド!
20171016大渓老茶廠27

こちらは1階。天井にある穴が投茶孔です。
下にある機械は日本時代に導入されたジャクソン式揉捻機(なんと今も現役!)。
20171016大渓老茶廠28

なお、大渓老茶廠では現在も少量ながら有機のお茶を生産しており、
製茶は1階のこちらのスペース(↑)で行われています。

1階には他にも昔の製茶機械が展示されていまして、
こちらは乾燥機。
20171016大渓老茶廠29

なるほどね!と思ったのは、乾燥機から出る熱風が
2階の萎凋スペースに送られ再利用されていたこと。 
さすが年間600トン。さすが三井物産。
20171016大渓老茶廠23
 #2階萎凋区の送風機

他に、こちらは茶葉の切断機。
20171016大渓老茶廠29-2

こちらも揉捻機。烏龍茶用?
20171016大渓老茶廠30

ティーバッグを作る機械。
20171016大渓老茶廠31

こちらは昔の金庫。
よく見たら”暗証番号が分からないので今も開けられない”との説明書きが。
中が気になる~。
20171016大渓老茶廠35

古い資料も色々と展示されています。
20171016大渓老茶廠37

さて、こちらは2階から見た倉庫。
山から吹く風が池の水に当たり周囲の温度を下げるよう、
真ん中にある池をぐるりと囲む設計になっているそう。
また、お茶を納品しに来る農家の方々が農作業で汚れた足を
こちらの池で洗ってから帰っていたのだとか。
20171016大渓老茶廠33

緑茶から紅茶まで、お茶の製法についての説明もありました。
20171016大渓老茶廠34

見学ツアーの後はショッピング。
レトロパッケージの紅茶と三峡の蜜香紅茶を購入~。
20171016大渓老茶廠45

90年前に操業開始した製茶工場を見学できるのも貴重ですし、
素敵なリノベ空間でショッピングやランチもでき、楽しい一日でした。
お茶好きな方にはぜひお勧めしたいスポットです。

◆大渓老茶廠
住所:桃園市大溪區新峰里1鄰復興路二段732巷80號
電話番号:03-382-5089
営業時間:10:00~17:00(平日)、10:00~17:30(土日祝)
 #入場料100元→100元分ショッピングや飲食に利用可
 #見学ツアーやランチは事前に予約しました

【アクセス】 https://www.daxitea.com/tw/modules/news/article.php?storyid=11

・MRT永寧駅から710番バスで大渓老街へ。
 大渓老街からタクシーで約15分。
 (または大渓老街から5104番バスで水流東站下車、徒歩3分→本数が少ないです)
・MRT頂埔駅からタクシー約30分
・土日のみ台湾好行のバス有り

#場所は桃園市ですが、MRT板南線の永寧駅/頂埔駅からの方が
 アクセスが良いです


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