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陽明山中山樓、面白すぎる館内ガイドツアー
2018 / 06 / 22 ( Fri )

テケテケ歩いて到着した、陽明山中山樓。
こちらからは建物内部のご紹介です。
20180612中山楼09

毎日4回(9:00,10:30,13:30,15:00)館内ガイドツアー(中国語)がありまして、
1時間程かけて専門のガイドさんが建物について解説してくれます。
なお、陽明山中山樓は台北市の古積に指定されていることもあり、
通常はこのガイドツアーのタイミングでないと入場できません。

まずは、この建物の顔ともいえる中華文化堂。
1,800もの座席が設置された大ホールです。
20180612中山楼24

こちらのホールでまずは陽明山中山樓の紹介映像を見てから
ガイドツアーが始まります。
が、この日は他に参観者がおらず、1,800名収容のホールに
たった2人だけという、ある意味贅沢すぎる状況に。
20180612中山楼28

10分程の映像を見終わると、ホールについてガイドさんが解説してくれます。

こちらは国民大会(総統選出や憲法修正を行う中華民国の機関、
2005年に廃止)専属の議場でした。
600坪のホールですが、中には柱が一本もないそうな。へえ~。
そして、全ての席からステージがよく見えるように
ホールの中間部分が低くなるよう傾斜をつけた設計です。
(この日は最前列で映像を見ましたが、確かに首が疲れませんでした)

後方の2階部分には記者席が。
20180612中山楼25

ステージの両側には、蒋介石が病床で最後に書き残した言葉が
刻んであります。

「以國家興亡為己任」
20180612中山楼27

「置個人死生於度外」
20180612中山楼26

国家の興亡の責任は私にあり、自分の命は顧みず(国のために働く)
といったところでしょうか。

さて、1階にはこちらの中華文化堂以外にもお部屋がいくつかあります。

こちらは西廂房。蒋介石(没後は蒋経国)の執務室です。
昔は将官の昇格面接がこちらで行われており、
面接に呼ばれた将官が、入室したドアと別のドアから退室するよう
言われた場合は”合格”という意味だったのだとか。
20180612中山楼61

こちらは會議廳(会議室)です。
蒋介石は度々こちらを軍高官との会議に利用していたのだとか。
20180612中山楼63

どの方向から見ても目が合ってしまうという、孫文の肖像画。
トリックアート?
20180612中山楼62

こちらは會客廳(応接室)。
総統や総統夫人が来客に接見する時に使われていたお部屋です。
入って左側は西洋風のインテリアで、
20180612中山楼65

右側は中華風という珍しいあつらえ。
20180612中山楼64

続きまして、2階です。

こちらは、1階の中華文化堂を後方から出て
階段を上がったところにあるスペース。
こちらで国民大会代表に電車の無料乗車券などを配布していたそう。
20180612中山楼30

こちらは蒋介石の寝室の入口。
20180612中山楼58

実はどの行館でも蒋介石と宋美齢は寝室を分けていたそうで、
こちらでもメインの入口の左右にそれぞれドアがありました。
蒋介石は早寝早起き、宋美齢は夜中まで絵を描いたりすることが多く
朝もゆっくり起きていたそうです。へえ~。

ちなみに、陽明山中山樓は孫文生誕100年を記念して建てられたので、
廊下の奥行きが100mだったり、手すりの細工が100個だったりと
100という数字を意識して設計されています。

こちらの細工は花蓮の大理石。手彫りで100個!
20180612中山楼48

さて、こちらから3階のご紹介です。

どーん。何という広さ。
20180612中山楼31

こちらは國宴廳。1,500もの席があるバンケットホールです。
以前は150卓のテーブルがあり、国民大会代表の方々は
こちらで食事を取っていたのだとか。
現在は貸し切りも可能で、過去には「グリーン・デスティニー」などで
知られるアン・リー監督もこちらでパーティーを開催したことがあるそうな。

ところで、どうでも良いことですが、演台を見るとこういうことをする人って
クラスに一人はいましたよね。トランプなの?はたまたガースー?
20180612中山楼36

ちなみに、宋美齢が建築家の修澤蘭女士と相談して飾ったというこちらの絵画。
20180612中山楼37

大きすぎて、ドアを外さないと外には運び出せないそうです。
20180612中山楼40

こちらは國宴廳の奥にある配膳室。
20180612中山楼41

正に配膳するだけのスペースでして、他の階にあるキッチンから
こちらのエレベーターでお料理が運ばれていたそうです。
20180612中山楼42

そして、最後は圓廳。
その名の通り、円形のお部屋に丸いテーブルが置かれています。
北京の天壇を模して作られたお部屋で、
来客と歓談したり碁を打ったりするのに使用されていました。
20180612中山楼50

とにかく豪華な内装です。椅子の螺鈿細工もすごい~。
20180612中山楼55

こちらのお部屋にはバルコニーが付いており、
正面(台北市中心部方面)にはこのような景色が広がります。
20180612中山楼56

何やら風水的に良いらしいのですが、ここから直線上に
総統府や国家安全局などいくつかの建物があるそうです。
グーグルマップで見てみたら本当に一直線でびっくり~。

さて、オレンジで囲ったのは元・軍高官の研修所。
黄色で囲ったのは、日中戦争時にフライングタイガースを率いた
クレア・リー・シェンノートの親族所有の建物とのこと。
20180612中山楼57

バルコニーから後者の建物を認めた蒋経国。
”風水が台無しだ。あれは誰が建てたのか?”とお怒りだったそうですが、
シェンノートの親族所有だと知ると”それなら仕方ない”と
トーンダウンしたのだとか。
ちなみに、シェンノート氏の再婚相手は中央社の記者の方だそうな。

という訳で、とても興味深かった陽明山中山樓の館内ガイドツアー。

最後にエレベーターで1階に降りるのかと思いきや、
「これは50年以上使われているエレベーターです。
僕は怖いから乗らないよ。」と階段で颯爽と降りて行くガイドさん。
20180612中山楼49

そんな風に言われたらこちらも乗れないわ。

こちらには書いていませんが、とにかくガイドさんの解説が面白かったので
ご興味ある方は楽しめるスポットだと思います。

◆陽明山中山樓
住所:台北市北投区陽明路二段15號
電話番号:02-2861-6391
営業時間:9:00,10:30,13:30,15:00に館内ガイドツアー有り(各回10分前に要入館)
 #10名以上のグループの場合、事前申込が必要です →予約ページ
 #定休日はありませんがメンテナンス等で閉館になることがあるので、
  事前に問い合わせてから現地へ行かれることをおすすめします


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