元駐台米軍クラブハウスをリノベしたレストラン、陽明山美軍倶楽部
2018 / 06 / 23 ( Sat )

元駐台米軍宿舎群エリア内にあったクラブハウスを
リノベーションしたレストラン、陽明山美軍倶楽部(Brick Yard 33 1/3)。
20180612陽明山美軍倶楽部01

陽明山中山樓に行った日、こちらでランチを頂きました。

台北市文化局の老房子文化運動(古民家などを再生/活用する事業)の一環で、
鈺德科技という企業がリノベを担当したそうです。
外観と骨組みは当時のものを残しているそう。
20180612陽明山美軍倶楽部02

素敵な雰囲気のお席がたくさんあります。
20180612陽明山美軍倶楽部04

20180612陽明山美軍倶楽部05

20180612陽明山美軍倶楽部07

20180612陽明山美軍倶楽部08

1950年代のこのエリア一帯の地図。結構な数の宿舎があったのですね。
20180612陽明山美軍倶楽部14

上がリノベ前の写真。一体何年くらい放置されていたのかしら。
20180612陽明山美軍倶楽部16

中庭にも出られます。
20180612陽明山美軍倶楽部09

なかなか雰囲気のある建物です。この日は結婚写真のロケにも遭遇。
20180612陽明山美軍倶楽部10

プールは埋め立てられていました。
20180612陽明山美軍倶楽部11

さて、コンセプト通り、メニューはハンバーガーやステーキなど
アメリカンなラインナップです。

麥克軍艦(Michael Warship Burger)。
ホットドッグのアップグレードバージョン?
20180612陽明山美軍倶楽部18

BY33美軍三明治(Brick Yard Sandwich)。
クラブハウスサンドイッチ。
20180612陽明山美軍倶楽部17

どちらもおかしな具材が入っておらず美味しいです。

周囲には多くの米軍宿舎が残っており、
それらを利用したレストランやカフェもたくさんありました。
こちらのレストランは平日でも満席に近かったので、人気店のよう。
土日は予約した方が良さそうです。

◆陽明山美軍倶楽部(Brick Yard 33 1/3)
住所:台北市士林區凱旋路49號
電話番号:02-2861-8282
営業時間:(平日)11:00~20:00、(土日祝)10:30~21:00
 #陽明山中山樓からは車で10分程度



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陽明山中山樓、面白すぎる館内ガイドツアー
2018 / 06 / 22 ( Fri )

テケテケ歩いて到着した、陽明山中山樓。
こちらからは建物内部のご紹介です。
20180612中山楼09

毎日4回(9:00,10:30,13:30,15:00)館内ガイドツアー(中国語)がありまして、
1時間程かけて専門のガイドさんが建物について解説してくれます。
なお、陽明山中山樓は台北市の古積に指定されていることもあり、
通常はこのガイドツアーのタイミングでないと入場できません。

まずは、この建物の顔ともいえる中華文化堂。
1,800もの座席が設置された大ホールです。
20180612中山楼24

こちらのホールでまずは陽明山中山樓の紹介映像を見てから
ガイドツアーが始まります。
が、この日は他に参観者がおらず、1,800名収容のホールに
たった2人だけという、ある意味贅沢すぎる状況に。
20180612中山楼28

10分程の映像を見終わると、ホールについてガイドさんが解説してくれます。

こちらは国民大会(総統選出や憲法修正を行う中華民国の機関、
2005年に廃止)専属の議場でした。
600坪のホールですが、中には柱が一本もないそうな。へえ~。
そして、全ての席からステージがよく見えるように
ホールの中間部分が低くなるよう傾斜をつけた設計です。
(この日は最前列で映像を見ましたが、確かに首が疲れませんでした)

後方の2階部分には記者席が。
20180612中山楼25

ステージの両側には、蒋介石が病床で最後に書き残した言葉が
刻んであります。

「以國家興亡為己任」
20180612中山楼27

「置個人死生於度外」
20180612中山楼26

国家の興亡の責任は私にあり、自分の命は顧みず(国のために働く)
といったところでしょうか。

さて、1階にはこちらの中華文化堂以外にもお部屋がいくつかあります。

こちらは西廂房。蒋介石(没後は蒋経国)の執務室です。
昔は将官の昇格面接がこちらで行われており、
面接に呼ばれた将官が、入室したドアと別のドアから退室するよう
言われた場合は”合格”という意味だったのだとか。
20180612中山楼61

こちらは會議廳(会議室)です。
蒋介石は度々こちらを軍高官との会議に利用していたのだとか。
20180612中山楼63

どの方向から見ても目が合ってしまうという、孫文の肖像画。
トリックアート?
20180612中山楼62

こちらは會客廳(応接室)。
総統や総統夫人が来客に接見する時に使われていたお部屋です。
入って左側は西洋風のインテリアで、
20180612中山楼65

右側は中華風という珍しいあつらえ。
20180612中山楼64

続きまして、2階です。

こちらは、1階の中華文化堂を後方から出て
階段を上がったところにあるスペース。
こちらで国民大会代表に電車の無料乗車券などを配布していたそう。
20180612中山楼30

こちらは蒋介石の寝室の入口。
20180612中山楼58

実はどの行館でも蒋介石と宋美齢は寝室を分けていたそうで、
こちらでもメインの入口の左右にそれぞれドアがありました。
蒋介石は早寝早起き、宋美齢は夜中まで絵を描いたりすることが多く
朝もゆっくり起きていたそうです。へえ~。

ちなみに、陽明山中山樓は孫文生誕100年を記念して建てられたので、
廊下の奥行きが100mだったり、手すりの細工が100個だったりと
100という数字を意識して設計されています。

こちらの細工は花蓮の大理石。手彫りで100個!
20180612中山楼48

さて、こちらから3階のご紹介です。

どーん。何という広さ。
20180612中山楼31

こちらは國宴廳。1,500もの席があるバンケットホールです。
以前は150卓のテーブルがあり、国民大会代表の方々は
こちらで食事を取っていたのだとか。
現在は貸し切りも可能で、過去には「グリーン・デスティニー」などで
知られるアン・リー監督もこちらでパーティーを開催したことがあるそうな。

ところで、どうでも良いことですが、演台を見るとこういうことをする人って
クラスに一人はいましたよね。トランプなの?はたまたガースー?
20180612中山楼36

ちなみに、宋美齢が建築家の修澤蘭女士と相談して飾ったというこちらの絵画。
20180612中山楼37

大きすぎて、ドアを外さないと外には運び出せないそうです。
20180612中山楼40

こちらは國宴廳の奥にある配膳室。
20180612中山楼41

正に配膳するだけのスペースでして、他の階にあるキッチンから
こちらのエレベーターでお料理が運ばれていたそうです。
20180612中山楼42

そして、最後は圓廳。
その名の通り、円形のお部屋に丸いテーブルが置かれています。
北京の天壇を模して作られたお部屋で、
来客と歓談したり碁を打ったりするのに使用されていました。
20180612中山楼50

とにかく豪華な内装です。椅子の螺鈿細工もすごい~。
20180612中山楼55

こちらのお部屋にはバルコニーが付いており、
正面(台北市中心部方面)にはこのような景色が広がります。
20180612中山楼56

何やら風水的に良いらしいのですが、ここから直線上に
総統府や国家安全局などいくつかの建物があるそうです。
グーグルマップで見てみたら本当に一直線でびっくり~。

さて、オレンジで囲ったのは元・軍高官の研修所。
黄色で囲ったのは、日中戦争時にフライングタイガースを率いた
クレア・リー・シェンノートの親族所有の建物とのこと。
20180612中山楼57

バルコニーから後者の建物を認めた蒋経国。
”風水が台無しだ。あれは誰が建てたのか?”とお怒りだったそうですが、
シェンノートの親族所有だと知ると”それなら仕方ない”と
トーンダウンしたのだとか。
ちなみに、シェンノート氏の再婚相手は中央社の記者の方だそうな。

という訳で、とても興味深かった陽明山中山樓の館内ガイドツアー。

最後にエレベーターで1階に降りるのかと思いきや、
「これは50年以上使われているエレベーターです。
僕は怖いから乗らないよ。」と階段で颯爽と降りて行くガイドさん。
20180612中山楼49

そんな風に言われたらこちらも乗れないわ。

こちらには書いていませんが、とにかくガイドさんの解説が面白かったので
ご興味ある方は楽しめるスポットだと思います。

◆陽明山中山樓
住所:台北市北投区陽明路二段15號
電話番号:02-2861-6391
営業時間:9:00,10:30,13:30,15:00に館内ガイドツアー有り(各回10分前に要入館)
 #10名以上のグループの場合、事前申込が必要です →予約ページ
 #定休日はありませんがメンテナンス等で閉館になることがあるので、
  事前に問い合わせてから現地へ行かれることをおすすめします



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台北中心部から30分、山の中で古蹟見学(陽明山中山樓)
2018 / 06 / 15 ( Fri )

先日、陽明山へ社会科見学に行って来ました。

タクシーの運転手さんに「初めて行くの?何もない所だよ!」と
心配されながら到着~。市内中心部から30分程でこの山深さ。
20180612中山楼01

さて、やって来たのは陽明山中山樓。落成は1966年、台北市の古蹟に指定されています。
入口のブースで入場券(80元=約300円)を購入し敷地内に入ったのは良いのですが。。。
20180612中山楼05

広すぎて、歩けど歩けど建物が見えてきません。
20180612中山楼06

ようやく遠くに屋根を確認。
20180612中山楼07

ところで、硫黄の臭いがすごいわ~と思って橋の下を覗いたら
川が白濁!いかにも濃度が高そうです。
20180612中山楼03

硫黄のおかげか、すっかり錆びついていた欄干の金属細工。
20180612中山楼10

入口から15分程度歩いたでしょうか、やっと全景が見えました。
山奥に突如現れる立派な中国建築。威圧感がすごい。
20180612中山楼09

正に100元札の裏側の図柄です。こちらはお札を模した入場券。
20180612中山楼16

立派な門には「天下為公」。
これ、日本の官邸あたりにも張り紙しておいたらいかがでしょうか。
20180612中山楼12

向かって右側は子連れの狛犬で、
20180612中山楼13

左側は玉を持った狛犬です。
って、こちらまでバスでアクセスできるのね!
20180612中山楼14

警備の方に入場券を見せ、正面の入口から入ります。
まず目に入るのはこちらの孫文像。
20180612中山楼17

「もうすぐ館内ツアーが始まるから座って待っててね~」と言われたのですが、
椅子の細工がすごい。これに座って大丈夫なのかしら。
20180612中山楼20

明と清の時代の建築様式とのことで、
圓山大飯店のような華やかで重厚な雰囲気です。
20180612中山楼18

が、中には一部インスタ映え?な撮影スポットも。
100元札のボードまで用意してあるのが台湾らしい。
20180612中山楼46

そして、歴史ある場所ですのでこちらの建物に関連する資料や写真も
展示されています。

こちらは蒋経国元総統とワシントンポストのグラハム女史の会談風景。
通訳は馬英九元総統です。
20180612中山楼66

1986年のこの会談で、戒厳令解除について初めて言及があったのだとか。
へえ~。
20180612中山楼67

さて、こちらの陽明山中山樓。
蒋介石が、国父である孫文の生誕100年を記念して作った建物でして、
内部も大変見応えがあります。
また、館内ツアーのガイドさんの解説もものすごく面白くてあっという間の一時間でした。

興奮して写真を撮りすぎてしまったので、内部については次回綴ります。

◆陽明山中山樓
住所:台北市北投区陽明路二段15號
電話番号:02-2861-6391
営業時間:9:00,10:30,13:30,15:00に館内ガイドツアー有り(各回10分前に要入館)
 #10名以上のグループの場合、事前申込が必要です →予約ページ
 #定休日はありませんがメンテナンス等で閉館になることがあるので、
  事前に問い合わせてから現地へ行かれることをおすすめします



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